ウェブヘルパー エラー詳細説明(一部抜粋)
エラーコード(1.1.1) 「画像の代わりとなるテキストが用意されていません。」
1.アクセシビリティ上の問題点
画像の代わりとなるテキストが用意されていないため、画像が表示できない場合に、
画像が表現している内容が伝わらない可能性があります。
具体的には、以下のような環境が想定されます。
・読み上げツールを使用している場合。
・点字ディスプレイなど、内容を点字で表現する装置を使用している場合。
・テキストしか表示できないブラウザを使用している場合。
・一般的なブラウザで、画像を表示させない設定にしている場合。
この問題は[優先度1]です。以下の修正方法に従って、必ず修正するようにしてください。
2.問題点の修正方法
画像には、表示することができない場合でも内容が伝わるように、内容を説明するテキストを準備して下さい。
これは<img>タグの属性として、alt="~"の形式で画像の
内容説明をする代替テキストを記述することで実現されます。
例えば以下の例では、家族の写真を画像として掲載している場合を想定しており、
代替テキストとして「私の家族」というテキストを記述しています。
<img
src="family.jpg" alt="私の家族" >
ホームページの読み上げツールなどでは、このテキストが読み上げられます。
また一般的なブラウザで画像を表示させない設定にしている場合は、このテキストが表示されます。
なお画像の代わりとなるテキストは、なるべく簡潔で分かりやすい表現が望まれます。
ウェブヘルパーでは、全角で75文字を超えるテキストがaltに記述されていた場合、 点検結果として×を表示します。
もし長い説明が必要な場合には、<img>タグの属性として、 longdesc="~" の形式で、説明文へのURLを指定するようにしてください。
またテキストは、画像が持っている役割や機能を伝えるものにしてください。
画像のファイル名やファイルサイズをaltに記述することは、音声で読み上げられた場合に、 画像の役割や機能が伝わらないことが予想されるので、使用しないようにしてください。
なお画像に意味がない場合(スペーサに用いる場合など)は、 alt=" "のように半角のスペースを記述して下さい。
エラーコード(7.1.1) 「画面の明滅する機能が使用されています。」
1.アクセシビリティ上の問題点
光過敏性てんかんのある人は、画面の明滅や、明暗の急激な切り替わりをきっかけに発作を起こす場合があります。
※現在のブラウザでは、利用者側で画面の明滅を止めるなどの調整ができないため、制作者側での配慮が必要となります。
この問題は[優先度1]です。以下の修正方法に従って、必ず修正するようにしてください。
2.問題点の修正方法
画面の明滅は、てんかんの発作を引き起こす原因になるため、ブラウザの設定などにより、
画面の明滅を止めることができるようになるまでは、明滅(フリッカー)の機能は使用しないでください。
特に以下のものは使用してはいけません。
・1秒間に4~59回(Hz)の点滅
・ストロボ光のような、暗いものから明るいものへの急な切り替わり
※上記内容は総務省・ウェブヘルパーの詳細説明を一部抜粋したものである。