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地域ITS実証実験の内容

実施主体 新潟県IT&ITS推進協議会
実験目的 中山間地域においては、過疎化、高齢化が進む中、交通手段を持たない高齢者の移動が困難になっていることから、利便性を考慮した生活交通確保に向け、高度な情報通信技術を活用し、利用者の需要に応じた弾力的なサービスを行うバス運行の実証実験を行い、効率的かつ効果的な公共交通の運行を実現する。
実験内容 中山間地域における生活交通を確保する※デマンドバス(※基本路線のほかに、利用者がある場合に迂回ルートを走行するなど、需要に応じて弾力的なサービスを行うバス)システムの導入の実現性を検討する。図に示すように基本ルート及びデマンドルートからなるバス路線において、鉄道との連携を図り、地域住民からの乗車要望に応じて、ルート情報、時刻表等のデマンド情報をDSRC(狭域通信)機器によりバスへ送配信し、その情報により弾力的なバス運行を実施する。
実験場所 東頸城郡浦川原村、牧村 地内
実施協力体制 総務省信越総合通信局、国土交通省北陸信越運輸局、国土交通省北陸地方整備局、新潟県、浦川原村、牧村、北越急行(株)、東頸バス(株)
スケジュール 実証実験検討委員会設立、アンケート調査等により実施検討を行った後に、実証実験を実施(平成14年11月から平成14年12月の予定)
イメージ図

※ 事業実施経過等
 (1) H14.5.15 第1回中山間地域ITSデマンドバス検討会開催 新潟市万代シルバーホテル
  ・ 今秋11、12月目途に、浦川原村及び牧村でデマンドバス実証実験の実施を決定。
・ 公共交通利用実態等の基礎的調査を目的とした、アンケート調査実施を決定。
 (2) H14.6.25  第2回中山間地域ITSデマンドバス検討会開催 浦川原村役場
・ 実証実験計画現地視察
・ 事前アンケート調査の結果概要
・ ITSデマンドバス運行システムの概要 などについて検討。
(実験計画予定地視察風景;浦川原村法定寺地内)
 (3) H14.10.22  第3回中山間地域ITSデマンドバス検討会開催 浦川原村役場
◎ 中山間地域ITSデマンドバスシステム実証実験
実験概要 浦川原~横住~谷上線を、予約によりエリアを拡大して運行する実験
・ 基本計画;実施期間 平成14年11月1日(金)から12月25日(水)
         デマンドバス運行は4便、朝と夕方は通常の路線バス運行。
 ・ 運行条件;デマンド予約受付時間は、平日の7時から17時まで。
        予約締め切りは、デマンド便がうらがわら駅を発車する30分前まで。
        デマンドは、谷、法定寺、平山の3ポイント。
・ ルート決定基準;①予約順 ②ポイントへは、降車は早く乗車は遅く到着する設定。
・ デマンドバスの利用状況及びシステム機能を検証するため、アンケート調査を実施。
   利用者編は、実験期間中11月末から12月上旬で利用者に対し実施、12月中旬回収。
   運用者編は、実験期間終了後に運行主体者に対し実施、来年1月中旬回収。
   また、ピアール用パンフレットを作成し、対象地域住民へデマンドバスをPRする。
◎ ITSデマンドバスシステムデモンストレーションの実施 東頸バス㈱営業所
デモ説明風景
無線LAN、DSRC路側無線機、DSRCアンテナ バス車載端末、デマンド運行表示モニター



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