5-1-4.
トップページのメディアファイルのサイズ
画像や音などのメディアファイルについて、そのサイズの最大値は2059kbyte、最小値は6kbyte、平均値は112kbyteである。昨年度の平均値は91kbyteであったから、昨年度比23%の増加である。また、メディアファイル比率(=メディアファイル÷全ファイルサイズ×100[%])を求め、その度数分布を図5.4に示す。
メディアファイル比率が70%以上占める市町村数は90(全体の83%)に達し、メディアファイルの使用量が多いことがわかる。これは視覚的に印象の良いデザインを作成するために画像データが多用されているからで、本来伝達すべき情報としての画像の割合は比較的小さく、サイズの割りには情報量が少ない点は一考すべきであろう。また、全盲の方が用いる読み上げソフトウェアに配慮し、適切な文字情報を補うことも忘れてはならない。
なお、一部のウェブサイトにおいて、高解像度不要な画像であるにもかかわらず、ディジタルカメラの高解像度のままでコンテンツに掲載し、ファイルサイズが非常に大きいケースがあった。
5-1-5. トップページのフレーム使用
フレームの使用率を図5.5に示す。フレームを使用している市町村数は37で、全体の34%を占めている。昨年度は37%であり、やや減少している。主にサイトの目次がサイドあるいはトップに配置されたデザインにするために使用されている例が多い。この中にはフレームが不必要と思われるものもある。
フレームにより、全盲の方が使用している読み上げソフトが使用しにくく、情報に辿り着くことが困難な場合が生じる。フレームの安易な導入は一考すべきであろう。 |