5-3. ウェブサイトの作成・更新状況
5-3-1. ウェブサイトの作成者
県内市町村ウェブサイトの作成者について図5.8に示す。業者に委託し作成した市町村が最も多く36%である。また、役所内の担当部署あるいは役所内のそれぞれの部署が作成した市町村は27%で、業者と役所の共同で作成した市町村は31%である。
5-3-2. ウェブサイトの更新状況
ウェブサイトの更新が定期的か不定期かを図5.9に、更新頻度を図5.10に示す。定期的に更新すると回答した市町村は28%であり、不定期ではあるが情報変更があった際に更新している市町村は65%で、93%の市町村が更新をしていることがわかる。しかも、毎日更新している市町村は12%であり、2週間以内での更新は55%である。これらの市町村はウェブサイトにより積極的に情報発信をしており、それゆえ、ウェブアクセシビリティについても一層の配慮が必要であるといえる。
一方で、更新頻度が1ヶ月以上である市町村は32%であった。更新を頻繁にできない理由を図5.11に示す。この設問に回答した市町村数は33(30%)で、ほぼ更新頻度が1ヶ月以上である市町村数と一致している。最も多い回答は新しい情報が発生せず更新の必要がなかったという回答であり、42%である。次に多い回答は担当者が忙しいために更新できないというもので、25%である。これはウェブサイトの更新作業の重要性が職場内で認識されてなく、担当者に作業時間が与えられていない現状を示すものであろう。その他の中には「各事業担当が直接情報発信できる仕組みはあるが、活用が浸透していない。」という意見もあった。
更新者について図5.12に示す。64%の市町村が役所内の担当部署(主に総務課・企画課)が行っている。業者に委託する市町村はわずか9%で、ほとんどの市町村では役所内で更新していることがわかる。これより、役所内の担当部署におけるウェブアクセシビリティ対策の実践が重要である。
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